ナマステ・インディア2014 レポート
秋のイベントラッシュ
最初にして最大。
秋はイベントが増える季節です。南アジア界隈もこの時期ぐぐっとイベントが目白押しです。台風さえなければおおむね晴れる季節だからでしょうか?台風にあたるかどうかは運を天に任せるしかありません。が、今年は台風よりもっと大きな話題を呼んだ「デング熱騒動」が東京を襲いました。ナマステインディアの毎年の開催地である代々木公園が感染源と報道されたものだから大変です。開催か中止か決断を迫られた主催者の心労は思うにあまりあります。本当にお疲れさまでした。
急遽出店を取りやめたブースや出演を見合わせたパフォーマーもいました。そんななかも、お客さんはたくさんやって来て、飲食のブースには一日中長蛇の列が! お店の人たちに伺うと例年に比べると人出はずいぶん少ないようでしたが、見た目には元気がある感じが出ていたので参加者としてはとっても楽しめました! 来年は参加者も出展者も楽しめるイベントになりますように!
私は主に屋外ステージに張り付いて皆さんのパフォーマンスを見ていました。
今後の秋のイベント三昧も楽しみです! がっつり楽しみましょう!
左:お子さんも頑張っていた古典舞踊バラタナティアム。他のバラタナティアムと比べると演劇らしさが強くちょっと珍しい印象でした。pf.エミ・マユーリ&NMJ 中:円舞の美しい古典舞踊カタック。広がる衣裳が回転と静止のコントラストをよく表現していてとても美しいです。pf.Kadamb Japan 右:白と金の衣裳、緩やかな踊りが特徴的な古典舞踊モヒニアッタム。pf.丸橋広実モヒニアッタム舞踊団。3件いずれもインドを代表する古典舞踊のパフォーマンスです。
Ethno-Exotica Vaudevilleによるパフォーマンス。赤で統一された衣裳がとっても映えるボリウッドダンス。カタックよりももうすこし原始的なカールベーリアーの影響があるかしら? 音楽もとても楽しく、観客も盛り上がっておりました。
毎年違う演目のパフォーマンスでナマステインディアの来場者をいつも感動させる安延佳珠子インド舞踊スタジオ〜Studio Odissiのステージ。圧倒的な人数のパフォーマーを抱えながら妖艶かつ均整のとれた美しいフォーメーションの踊りは今年も健在。インドの彫刻のようなダンサーのシルエットがとても特徴的ですね。この秋は10/18,19の「ディワリ イン ヨコハマ」、11/8の「国際都市新宿・踊りの祭典2014」でもパフォーマンスを見られる予定。
野外ステージのトリを務めたのは、インドから招聘された「カールベーリアー舞踊団」。ジプシー音楽の源流とも言われるカールベーリアー。シンプルな楽器構成ながらよく通る美声と打楽器のリズムで、客席は大盛り上がり! 収拾がつかないくらいお客さんは大喜びでした。
(西村淳一)